プロ内村トレセン使い放題へ 日本体操協会から特別許可

[ 2016年11月2日 06:21 ]

体操界初のプロ選手として活動する内村

 “キング・ルール”でTOKYOを目指す。体操男子個人総合で五輪連覇を達成し、12月から体操界初のプロ選手として活動する内村航平(27=コナミスポーツ)が、東京都北区の「味の素ナショナルトレーニングセンター」(NTC)の使用に関して日本体操協会から特別許可が与えられる可能性が1日、高くなった。

 内村は13日の全日本団体選手権(東京・国立代々木競技場)後にもコナミスポーツを退社。練習拠点を同社の体育館からNTCの体操練習場に移すとみられるが、日本協会の利用規定では代表合宿など協会事業以外の個人利用は、週4日が限度と定められている。ただ、特別に協会が許可した場合は上限を超えた利用が可能で、関係者は「これまでに前例のないことだが、内村が希望すれば特例として認められるでしょう」と明かした。

 4年後にキャリアの集大成となる東京五輪を控え、体操をもっとメジャーなスポーツにするためにプロになる決断を下した。普及活動にこれまで以上に力を入れるが、競技への真摯(しんし)な姿勢は変わらず、プロとして結果を残し続ける。

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2016年11月2日のニュース