白鵬 復帰後初の実戦的稽古 1000勝まで残り3 完全復活期す

[ 2016年10月30日 05:30 ]

 大相撲の秋巡業は29日、広島市で行われ、右足親指や左膝を痛めて秋場所を全休した横綱・白鵬が復帰後初めて実戦的な稽古を行った。「両横綱(日馬富士と鶴竜)も稽古していたので、なんとなく今日かなという気持ちになった」と幕内・大栄翔を指名し、9戦全勝。7月の名古屋場所中に親指を負傷した後は負担軽減のため立ち合いで両足立ちしていたが、この日は片足でしっかりと踏み込んで先手を取る“ケガ以前”の形に戻っていた。

 24日の徳島巡業から合流し、27日の出雲巡業では取組に復帰。30日の山口巡業で1カ月間弱続いた秋巡業は終了し、31日には九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)の番付発表を迎える。通算1000勝まで残り3勝に迫っている“優勝37回横綱”は「痛みが薄くなりつつあると思いました。息も上がらなかった」と完全復活への階段を一段一段着実に上っている。

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2016年10月30日のニュース