NTTコミュニケーションズが逆転勝ち 小倉大爆発19点

[ 2016年10月30日 05:30 ]

ラグビートップリーグ第9節第1日 ( 2016年10月29日    ニッパツ )

<東芝・NTTコミュニケーションズ>スタンドオフで先発した東芝戦に勝利し、相手選手から健闘を称えられて笑顔で握手を返すNTTコミュニケーションズの小倉順平
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 5試合が行われ、NTTコミュニケーションズは東芝を34―29で破り、1カ月のリーグ休止期間前の前半戦を6勝3敗で終えた。前日発表された日本代表メンバーに初選出されたSO小倉順平(24)が1トライ1DGを含む19得点の大暴れ。今季活躍を続ける司令塔が、ジャパンの10番獲得に名乗りを上げた。東芝は5敗目。また、ヤマハ発動機は全勝を守り首位ターンが決まった。

 反撃のトライで小倉劇場が始まった。7点を追う前半4分、切れのあるステップでトライを奪い、自らコンバージョンを決めて同点に。同14分にはPGで勝ち越しに成功し、7点リードの前半終了間際には相手の不意を突くDGを沈め、リードを10点に広げた。後半もパスとキックを織り交ぜ、エリアマネジメントに成功。相手陣内でのプレーが64%に達し「判断は自分でも成長できたと思う」と話した。

 今年3月下旬から約2カ月間、ニュージーランドへラグビー留学。体の大きな相手と対峙(たいじ)し、英語でコミュニケーションを取る環境にドップリとつかり、素早く的確な判断力が自然と磨かれた。今秋の代表招集を辞退した東芝のリーチも「きょうのNo・1」と絶賛。まずは初キャップ獲得へ「とにかくできることをやるだけ」と目を輝かせた。

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2016年10月30日のニュース