9秒台目指す桐生、背番「9」で始球式 久々の練習は「吐きそうでした」

[ 2016年10月26日 12:08 ]

始球式を終えて報道陣に答える桐生
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 東都大学野球85周年の一環として、秋季リーグ戦最終週となった26日、東洋大―日大戦の前に、リオ五輪400メートルリレー銀メダリストの桐生祥秀(東洋大3年)が始球式を行った。

 選手と同じ東洋大のユニホームを着て、背番号は「9秒を目指す」意味をこめて「9」。ストライクとはならなかったが、高めに伸びのある速球を投げ込んだ。「マウンドって、こんなに高いとは思わなかった。始球式を経験した(リレーメンバーの)山県さんからワンバウンドにはなるなよ、と言われていたので、それはよかった」と笑顔を見せた。1カ月を完全休養に充て、4日前から練習を再開したばかり。「軽く走ったんですけど、吐きそうでした」と久しぶりの練習にブランクを感じたという。休養中は大相撲を見たり、錦織のテニスを観戦したりと鋭気を養った。

 野球部とは同じ寮で生活し、応援している桐生。「きのう勝って、きょうが優勝を賭けた大一番だったら盛り上がってよかったんだけどね」と優勝を逃し残念そう。高橋昭雄監督から「代走で使いたいよ」と声をかけられ、苦笑いを浮かべていた。

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2016年10月26日のニュース