平尾さん、胆管細胞がんだった「最期まで幸せな人生」

[ 2016年10月26日 05:30 ]

20日に死去したラグビー元日本代表の平尾誠二さん
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 日本ラグビー協会は25日、20日に53歳で亡くなった神戸製鋼・平尾誠二ゼネラルマネジャーの親族のコメントを発表した。「平尾誠二を応援してくださった皆さまへ」と題された書面で、平尾氏が昨秋から胆管細胞がんと闘っていたことを明かした。最期は家族に見守られて静かに息を引き取り、23日に家族で密葬を済ませた。

 書面には19年W杯の成功と日本代表の勝利を「平尾の夢」としており、「見届けることができず、本人はさぞや無念であったことと存じます」と記していた。病床の身でも「現役時代同様の鋭いまなざしで」熱くラグビーを語ることがあり、チームの成長、3年後のビッグイベントに懸けるミスターラグビーの情熱がうかがい知れた。ファンに対しては「平尾誠二は皆さまに支えられて、最期まで幸せな人生を送ることができました」と感謝の言葉をつづった。

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2016年10月26日のニュース