真央「逆に思い切ってできる」次戦、トリプルアクセル解禁

[ 2016年10月25日 05:30 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第1戦 スケートアメリカ最終日 ( 2016年10月23日    米イリノイ州シカゴ )

エキシビションで演技する浅田真央
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 6位に終わった浅田真央(26=中京大)はエキシビションに参加し、バッハの「チェロ・スイート」を華麗に舞った。演技後に取材対応し、左膝痛による調整遅れで今大会回避した代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を、次戦のフランス杯(11月11~13日)で投入する意向を明かした。

 当初は12月の全日本選手権に間に合うように調整する方針だったが、今大会の惨敗を受け止めて「もうやっていくしかない。次のフランス大会ではアクセルも3―3(2連続3回転ジャンプ)も入れるくらいの勢いでやっていかないといけない」と前倒しを決めた。

 「挑戦して、いいか悪いかは分からない。ハーフハーフだと思います」と複雑な思いも明かしたが、過去にも挑戦することでモチベーションを高めてきた。「自分は何も落とすものもないですし、逆に思いきってできる」。GPファイナル出場が絶望的となった現状も挑戦の背中を押した。故障が悪化するリスクは覚悟の上。「どれだけ思いきりできるか試したい。それが全日本につながると思う」。攻めの気持ちを取り戻した元世界女王の表情はスッキリしていた。

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