“東京の星”川合 0.30点及ばず敗退「波を待ちすぎた」

[ 2016年10月23日 05:30 ]

サーフィンホワイトバッファロー・ウィメンズ・プロ第1日 ( 2016年10月21日    千葉県鴨川市・東条海岸 )

2回戦でフロントサイドの波に板を当て込む川合
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 国内初の高グレード大会(QS3000)は日本勢全員が最終日の準決勝に進むことなく敗退した。悔やみきれない判断ミスに泣いたのは15歳のホープだ。2回戦第7組の川合美乃里は合計8.50点(2.17、6.33)の3位で2位に0.30点及ばず敗退。浜に上がると涙で頬を濡らし「(波を)待ちすぎた。勝ち上がれたのに…」と唇をかんだ。

 予選は4人で行われ、25分の制限時間内で得点(10点満点)の高い2本の試技の合計点を争う。残り10分を切って3位に下がった川合だが、2.48点以上を出せば2位通過できた。ところが「前の組はもっと波が大きかったので待てば来ると思った」と高得点につながるビッグウエーブを待ったが思うような波が来ずに試技することなく終了。小波でも川合の技術なら簡単に叩き出せる得点だっただけに「2本しか乗っていない。あり得ない」と後悔しきり。20年東京五輪代表の有力候補が苦い経験を積んだ。

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2016年10月23日のニュース