松山 粘りの4位で逆転V圏「爆発すればチャンスはある」

[ 2016年10月23日 05:30 ]

米男子ゴルフツアーCIMBクラシック第3日 ( 2016年10月22日    マレーシア・クアラルンプールTPCクアラルンプール=7005ヤード、パー72 )

第3ラウンド、15番でバンカーショットを放つ松山英樹。通算14アンダーで4位
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 3位から出た松山英樹(24=LEXUS)は5バーディー、2ボギーの69で回り通算14アンダー、202でトップと5打差の4位となった。石川遼(25=CASIO)は5バーディー、1ボギーの68で通算11アンダーの9位。65をマークしたアニルバン・ラヒリ(29=インド)が通算19アンダーで首位に立った。

 苦しみながらも、松山が自身の米ツアー今季初戦の最終日を上位で迎える。ショットの安定感が日替わりの状態で、首位との差は3打から5打に広がったが「(初日から)3アンダー、8アンダー、3アンダーと来たので次は8アンダーと思って頑張る」と前向きだった。

 1番でいきなり1メートルにつける好ショットを見せると、2番(ともにパー4)では右斜面のラフからグリーン前まで運んで4メートルをパターで沈めた。パー5の3番はグリーン右ラフから2・5メートルにうまく寄せ、技術を駆使した3連続バーディー。一時はトップに浮上した。

 不運だったのが5番のパー5。2オンに成功して7メートルのイーグルチャンスだったが、ストロークの途中でカメラのシャッター音に邪魔されて打ち切れなかった。「ラインには乗っていた。残念だが仕方ない」。バーディーこそ取ったが、その後は1バーディー、2ボギーと精彩を欠いた。

 このままの位置で甘んじる気はない。「爆発すればチャンスはある。重圧をかけられれば」。米ツアーの過去2勝はともに逆転勝ち。昨年も優勝争いした舞台で頂点を狙う。

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2016年10月23日のニュース