堀琴音 初Vで1億突破だ!マスターズGCレディース20日開幕

[ 2016年10月20日 05:30 ]

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディースプロアマ>ドライビングレンジで笑顔の堀琴音
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 国内屈指の賞金総額1億4000万円を誇る「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」は20日、兵庫県三木市のマスターズGC(6523ヤード、パー72)で開幕する。単独2位以上で生涯獲得賞金が1億円を突破する堀琴音(20=東芝)は兵庫県の自宅からではなく、ホテル泊で初優勝に挑む。開幕前日の19日はプロアマ戦が行われた。

 惜敗を経験するたびに初優勝への欲求が高まる。20歳の堀は「早く優勝したいです」と切実な思いを口にした。

 3週前の日本女子オープンでは優勝争いの末、アマチュアの畑岡奈紗に競り負けて2位。前週の富士通レディースも初日、2日目と首位に立ったが、最終日に崩れて3位に終わった。「悔しかった。負けるということは自分の詰めが甘いということ」と振り返っては悔しさがこみ上げる。

 悲願を目指し環境を変えた。神戸市内の自宅からコースまでは40分ほど。昨年大会は自宅から通勤したが、今年はコースから約10分の場所にあるホテルに宿泊している。「家だとリラックスできるけど、試合という感じではなくなってしまう」と緊張感を保つため、あえてホテル暮らしを選択した。通勤時間の短縮も大きなメリットだ。ストレッチなどラウンド前のウオーミングアップを自室で行ってからコースへ向かうため「コースまで40分以上かかると“遠いな”と感じてしまう」。自宅からの道中は時間帯によっては渋滞に巻き込まれる可能性もあるそうで、時間を気にする必要のないストレスフリーな“通勤”に「近くていい」と笑みを浮かべた。

 最終調整を終え、「ショットが良い人が上にくると思う」とコースの印象を語った。自身も今季のパーオン率は70・6349%で5位とショットの状態は良い。出場69試合目となる今大会で単独2位以内に入れば、史上25番目の早さで生涯獲得賞金が1億円の大台を突破する。ツアー通算50勝の不動裕理(72試合)よりも早い記録で、「1億円って想像がつかないけれど、こつこつやってきた結果なのでうれしい」と喜んだ。

 「優勝して1億円突破できれば一番うれしい」。節目の数字を勝利で飾るのが最高のシナリオだ。

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