「海の森」300億円程度 コスト削減で都試算

[ 2016年10月18日 11:32 ]

 東京都は18日、2020年東京五輪・パラリンピックのボート、カヌー・スプリント会場「海の森水上競技場」の整備費を現行計画の491億円から300億円程度まで圧縮できるとの試算をまとめたと明らかにした。

 都によると、海の森水上競技場で整備する屋根付きの観客席「グランドスタンド棟」や艇庫棟の規模を縮小したり、仮設で整備したりしてコストを削減。追加工事が生じた場合の費用として準備していた約90億円が必要なくなり、テレビ撮影で利用する仮桟橋の設置も見送る。

 施設の見直しには、国内外の競技団体や国際オリンピック委員会(IOC)と協議する必要がある。海の森の代替候補地となっている宮城県登米市の長沼ボート場で開催する場合、宮城県が見積もった整備費は150億~200億円。

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2016年10月18日のニュース