地元で2大関と充実稽古 遠藤が豪栄寄り切る

[ 2016年10月16日 05:30 ]

豪栄道を寄り切る遠藤
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 大相撲の秋巡業は15日、石川県金沢市で行われ、同県穴水町出身の幕内・遠藤(25)が2大関と稽古を行った。左膝と右足首の状態が万全ではないため前日までは申し合いを控えていたが、地元の声援に応えるべく土俵上へ。すると、豪栄道と稀勢の里から稽古相手に指名され、2人と計14番取り1勝13敗だった。力の差は見せつけられたものの、先場所全勝Vの豪栄道を得意の左四つで寄り切る場面もあり「みんなが胸を借りられるわけではないので貴重な体験。地位が上の大関と胸を合わせることができてよかった」と巡業で稽古ができる状態まで回復したことに手応えを示した。

 前頭14枚目の先場所は13勝2敗。11月の九州場所で平幕上位に復帰することが濃厚だけに「まだ完全とは言えないので、もっと自分の相撲を取れるように頑張りたい」とさらなる精進を誓った。

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