元代表選手らが岩手を訪問 ラグビーW杯へ協力要請

[ 2016年10月15日 05:30 ]

 2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)の成功に向けて、元日本代表選手らが14日、岩手県庁を訪れ、開催地の一つである釜石市の野田武則市長と達増拓也知事に協力を要請した。

 釜石市はラグビーの強豪だった新日鉄釜石の本拠地として知られ、東日本大震災で大きな被害に遭った。復興を加速しようと市民団体などが積極的にW杯を誘致し、開催地に選ばれた。

 この日、訪れたのは新日鉄釜石OBで大会アンバサダーを務める桜庭吉彦さん(50)と、元代表の広瀬俊朗さん(34)。桜庭さんは「岩手、釜石の方々と力を合わせ、アジアで初めてのスポーツの祭典を盛り上げたい」と強調。知事と市長にラグビーボールの形をした記念品を手渡した。

 達増知事は「復興の姿を全世界に発信する絶好の機会だ。成功に向け、県民一丸となって取り組みたい」と応じた。

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2016年10月15日のニュース