池江 正月返上で初めての高地トレ「さらに上狙うために」

[ 2016年10月9日 06:46 ]

水泳教室で小学生を指導する池江
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 リオデジャネイロ五輪の競泳女子100メートルバタフライで5位入賞した池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)が、メキシコで自身初の高地トレーニングを計画していることが8日、分かった。12月19日に日本を出発して約20日間、標高約1900メートルにある施設で練習を行う。

 日本記録を連発してきた“金の卵”が東京に向けて本格的に動きだす。この日は新潟県長岡市で小中学生を対象にした水泳教室に初めて講師として参加。年末年始の高地合宿に向け「五輪前も行きたいと思っていた。高地は階段を上り下りするだけで息がきついと聞いている。今年は自己ベストを何度か更新したけど、来年はさらに上を狙わないといけない。そのためにも頑張りたい」と覚悟をにじませた。

 酸素の薄い高地で心肺機能を高めることで、下山後に疲労を感じにくくなるという。リオの個人種目でメダルを獲得した日本人選手全員がリオ五輪前に高地トレーニングを行い、結果に表れている。所属先の村上コーチは「試すなら早いうちがいい。うまくいくようであれば定期的に行くようになる」と来夏の世界選手権前にも実施する可能性を示唆した。

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2016年10月9日のニュース