稀勢の里、「運動神経がいい」千代の国を指名 集中稽古で充実の汗

[ 2016年10月7日 05:30 ]

秋巡業で千代の国(左)と稽古をした稀勢の里
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 大相撲秋巡業が6日、千葉市の千葉ポートアリーナで行われ、綱獲りが振り出しに戻った大関・稀勢の里が巡業初日となった前日の17番に続き14番(全勝)の稽古を敢行した。平幕の千代の国を指名して土俵に上げ、計9番。「運動神経がいいから。(自分の)運動神経もよみがえってくる。彼は常に全力。短い時間だったが集中できた」と激しく動く相手との稽古で充実の汗を流した。

 稀勢の里自身、かつては巡業で横綱・朝青龍の胸を借りて成長した。「“一発やってやろう”と思っていた」と当時を振り返るとともに「彼(千代の国)を見て、若い力士も向かってきてくれればうれしい」と朝稽古の土俵の活性化を望んだ。連日、大関の胸を借りた千代の国は「きつかった」と言いながらも、稀勢の里から評価されていることを聞かされると「うれしいっす」と笑顔をのぞかせていた。

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2016年10月7日のニュース