星が引退会見「幸せな競技人生」ロンドン、リオで銅

[ 2016年10月5日 05:30 ]

引退を表明した競泳の星奈津美
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 12年ロンドン五輪と今夏のリオデジャネイロ五輪の競泳女子200メートルバタフライで銅メダルに輝いた星奈津美(26=ミズノ)が都内で会見し、現役引退を表明した。「競泳は自分自身そのもの。幸せな競技人生でした」と語った。

 今後は所属先に残り、アシスタントコーチを務める。同社の中村薫部長は「08年の(高速)水着問題の時、我々の作った水着をただ一人着た選手。良きアドバイザーになって、管理職を目指してほしい」と期待した。

 甲状腺ホルモンが過剰に分泌される、バセドー病を抱えて競技を続けてきたが、14年11月に手術をし甲状腺を全摘出。病を克服して、翌年の世界選手権で初優勝した。14年末から指導した平井伯昌コーチは「次のキャリアに自信を持って進んでもらいたい」とねぎらった。

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2016年10月5日のニュース