錦織 逆転で凱旋白星「たくさんのサポートを感じられた」

[ 2016年10月3日 20:14 ]

男子テニス楽天ジャパン・オープンシングルス1回戦 ( 2016年10月3日    東京・有明テニスの森公園 )

第1セット、力強いリターンを放つ錦織
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 男子テニスの楽天ジャパン・オープンは3日、東京・有明テニスの森公園で開幕。世界ランキング5位で第1シードの錦織圭(26=日清食品)はこの日、1回戦の対戦相手だった同48位のニコラス・アルマグロ(31=スペイン)が体調不良を訴えて棄権し、急きょ同81位のドナルド・ヤング(27=米国)との対戦に。第1セットを失ったものの、徐々に調子を上げ、4―6、6―2、6―2のセットカウント2―1で逆転勝ち。2年ぶり3度目の優勝に向け白星発進した。

 「出だしはあんまり良くなくてちょっと硬さもあった。彼の攻撃的なプレーについていけなかったけど、セカンド(第2セット)から徐々に自分のリズムを取り戻せて、最終的にいいテニスで終われた」

 第1セット、第10ゲームにこの試合初めてのブレークを許し、4―6で落とした。それでも第2セット、錦織は第3ゲームでこの試合、初めてブレークに成功。緊張がとれたのか第5ゲームでもブレークし、5ゲームを連取するなど、6―2でタイとした。勝負の最終第3セットも錦織は2―2の第5ゲームでヤングのダブルフォルトを誘いブレークに成功すると、5ゲーム連取で6―2と押し切り、初戦を白星で飾った。

 錦織の凱旋とあって44回目を迎える今大会で初めての全日程ソールドアウト。試合中も錦織への声援が飛び、「初日からたくさんのサポートを感じられていい試合ができた」と感謝。休養十分で「体調はよくなってる」と2年ぶり3度目の優勝に意欲をにじませる。

 2回戦は同34位のジョアン・ソウザ(27=ポルトガル)と初対戦する。「攻撃的にどんどん攻めてくる選手。ストロークが強くいいので、打ち合いになると思うが、一日しっかり休んで体調を整えて頑張りたい」と話した。

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2016年10月3日のニュース