宇野 4回転フリップ国内初披露!男子1位で日本連覇に貢献

[ 2016年10月2日 05:30 ]

フィギュアスケート ジャパン・オープン ( 2016年10月1日    さいたまスーパーアリーナ )

<ジャパンオープン2016>4回転フリップを決める宇野昌磨

 日本、北米、欧州の3地域対抗戦は各チーム男女2人ずつのフリーで争われ、日本は計637・65点で2年連続8度目の優勝。男子の宇野昌磨(18=中京大)は4回転フリップに成功し、男子1位の198・55点をマーク。非公認ながら190・32点(15年GPファイナル)の自己ベストを8点以上上回る好スコアで、日本の2連覇に貢献した。

 宇野は周囲の期待通りに冒頭で4回転フリップを着氷した。GOEで2点加点される美しいジャンプ。4月の国際大会で世界で初めて成功した大技を国内で初披露し「うれしい以上にホッとした気持ちです」と安どした。試合後はギネス世界記録の認定証も授与され「記録に残ることはうれしい。記憶にも残る選手になりたい」と心を新たにした。

 羽生の4回転ループ成功も刺激になった。「ユヅ君は凄いな」と感嘆しつつ「憧れの選手だけど、いつか超えたい。フリップに不安がなくなったら、ループにも取り組みたい」とライバル心ものぞかせた。この日は4回転トーループでの転倒はあったが、得点は非公認ながら自己ベスト。大技を武器に、飛躍を狙う18歳のシニア2年目は上々のスタートだ。

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