【丸山茂樹の目】松山は全てかみ合えばいつでも優勝できる

[ 2016年9月27日 07:58 ]

米男子ゴルフツアーツアー選手権最終日

(9月24日 米ジョージア州アトランタ イーストレークGC=7385ヤード、パー70)
 米ツアー2勝目を挙げ、メジャーで上位に入り、誰もが認めるトッププレーヤーになった。松山にとって素晴らしいシーズンだったと思う。

 昨季は勝てなくて、今季は優勝できた。しかし基本的には何も変わっていないと思う。飛距離が伸びたわけではないし、逆に飛ばなくなったわけでもない。フェニックス・オープンで勝つことができたのは、勝負どころでのパットが入ったとか、ショットが寄ったとか、そういう紙一重の差だ。

 今年の6月から7月にかけて調子が上がらない時期があったが、全てがかみ合えばいつでも優勝できる力は持っている。ショットは常に安定していて誰よりも曲がらない。パットに関して好不調の波があるのが唯一の課題と言える。

 ツアー選手権に3年連続で出場したことも凄い。周りが優勝を期待するのは分かるが、何も変えずに松山英樹を演じ続けて、3シーズンずっと安定した成績を残していることをもっと高く評価してあげるべきだ。 (プロゴルファー)

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2016年9月27日のニュース