豪栄道、涙の初優勝は19・7%の高視聴率 琴欧洲以来のカド番大関V

[ 2016年9月26日 12:05 ]

タイを手に笑顔の豪栄道

 カド番大関・豪栄道(30=境川部屋)が初優勝を決めた24日のNHK総合「大相撲秋場所・14日目」が平均19・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率をマークしたことが26日、分かった。08年夏場所の琴欧洲以来となるカド番大関の賜杯獲得に注目が集まった。また、豪栄道が全勝優勝を決めた25日の千秋楽も平均視聴率16・8%と高い数字をマークした。

 今場所は初日12・9%、2日目12・5%、3日目12・8%、4日目12・1%、5日目14・3%、6日目14・1%、7日目16・1%、8日目15・6%、9日目18・2%、10日目16・3%、11日目16・8%、12日目17・7%、13日目16・7%、14日目19・7%、千秋楽16・8%と推移した。

 豪栄道は14日目に平幕の玉鷲を寄り切り、14戦全勝で涙の初優勝を決めた。大阪出身力士のVは86年ぶり。出羽海一門からは12年初場所の把瑠都以来の優勝力士となった。大阪出身では1930年夏場所の山錦以来、86年ぶりに幕内の頂点。取組後に豪栄道コールで祝福され、向かったインタビュールームで涙をこぼした。「辛抱してやってきてよかった。親方やおかみさん、いろんな人に支えられた感謝の涙。優勝のうれし涙でもあります」と喜んだ。

 千秋楽では大関琴奨菊に寄り切りで勝って全勝優勝を果たし、綱獲りが懸かる九州場所へ弾みをつけた。

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2016年9月26日のニュース