豪栄道 史上初のカド番から全勝Vで締めくくり 来場所綱獲りへ弾み

[ 2016年9月25日 17:19 ]

大関・豪栄道

大相撲秋場所千秋楽

(9月25日 両国国技館)
 大相撲秋場所千秋楽は25日、両国国技館で行われ、優勝を決めている大関豪栄道は琴奨菊を下し、全勝で締めくくった。カド番からの全勝優勝は史上初。綱獲りとなる九州場所へ弾みをつけた。

 豪栄道は低い立ち合いから一度は琴奨菊に押し込まれたが、攻めに転じると一気の寄り切り勝った。初優勝が全勝となるのは1994年名古屋場所の大関武蔵丸以来22年ぶり。日本人力士では96年秋場所の横綱貴乃花以来、20年ぶりの全勝制覇だった。

 横綱同士の一番は、日馬富士が鶴竜を寄り切って12勝目。大関稀勢の里は大関照ノ富士を寄り切って、鶴竜とともに10勝5敗。照ノ富士は4勝11敗だった。

 三賞は殊勲賞に2横綱3大関を撃破した隠岐の海が初、敢闘賞に新関脇で2横綱を倒して2場所連続2桁勝利の高安が3度目、技能賞に14日目まで優勝争いに絡んで13勝を挙げた遠藤が初めて選ばれた。

続きを表示

この記事のフォト

2016年9月25日のニュース