星野 1差2位 兄貴分・遼の背中見えた?4番目年少Vへ

[ 2016年9月24日 05:30 ]

<ダイヤモンドカップ・第2日>9番でティーショットを放つ星野陸也

アジア・パシフィックオープン・ダイヤモンド・カップ第2日

(9月23日 大阪府茨木市 茨木カンツリー倶楽部西コース=7320ヤード、パー70)
 遼の弟分が1打差2位に浮上だ。プロ2戦目の星野陸也(20=フリー)が1イーグル、3バーディー、1ボギーの66をマーク。通算6アンダーで12位から順位を上げた。石川遼(25=CASIO)と同じマネジメント事務所で、300ヤード超のビッグドライブが持ち味。日本人史上4番目の年少優勝を意識しながら決勝ラウンドに臨む。パチャラ・コンワットマイ(17=タイ)が67で通算7アンダーの単独首位に立った。

 プロ2カ月の20歳が主役に躍り出た。66を出した星野がプロ2戦目で1打差2位に浮上。「ロングアイアンも良かったしチャンスが多かった」と笑顔を見せた。初日のドライビングディスタンスで1位(平均308・50ヤード)を獲得した1メートル86の飛ばし屋らしく、502ヤードの13番パー4で300ヤード以上飛ばしスコアを伸ばし、2番パー5は5Wで2オンに成功。3メートルを沈めプロ初のイーグルも奪うなど順位を上げた。

 水城高から日大に進学も、2年の今年6月に「ゴルフと勉強でどちらも中途半端になる」と中退。8月にプロに転向し、デビュー戦は予選落ち。“兄貴分”はマネジメント事務所が同じ石川遼。15歳で優勝を飾る前からの知り合いで、今春も一緒に練習ラウンドを行い、プロとして必要なショットやアプローチを教えられた。2位は日本人史上4番目の年少Vも狙える位置。それでも、「(石川のように)あんな凄いことは…。順番に」と足元を見つめた。

 ○…星野が優勝すれば、石川遼(15歳8カ月3日)、松山英樹(19歳8カ月19日)、川村昌弘(20歳3カ月4日)に続く日本人史上4番目の年少記録(20歳4カ月13日)となる。また、主催者推薦選考会からの優勝は佐藤昌一、ブライアン・ジョーンズ、井上信、小山内護に次いで史上5人目となる。

 ◆星野 陸也(ほしの・りくや)1996年(平8)5月12日生まれ、茨城県出身の20歳。小1でゴルフを始め、水城高の13、14年関東ジュニア連覇。アマチュア時代はツアー3試合に出場し全て予選突破。日大2年で中退し、プロに転向。デビュー戦のライザップKBCオーガスタは予選落ち。現在、来季の出場権を懸けて争う2次予選会を突破、11月に3次予選会を受験予定。1メートル86、71キロ。

 

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