宮原 表現力で今季初戦V!昨年のより演技点10・64点アップ

[ 2016年9月19日 05:30 ]

SPで首位に立った宮原。この後のフリーでもトップの得点をマークし優勝した

フィギュアスケートUSインターナショナルC

(9月17日 ソルトレークシティー)
 フィギュアスケートの国際大会、USインターナショナルクラシック最終日は17日、ソルトレークシティーで行われ、女子はショートプログラム(SP)首位の宮原知子(関大)がフリーもトップの136・66点をマークし、合計206・75点で優勝。シーズン本格化を前に、新プログラムに手応えをつかんだ。

 最後は映画「スター・ウォーズ」の壮大な音楽が響く中、ポーズを決めた。観客からは拍手喝采。宮原=写真=は4曲を組み合わせた新プログラムで、何度も変わる曲調に合わせて演じきった。「なんとか大きなミスなく終えることができて良かった」と安どの笑みを浮かべた。

 純白の衣装に身を包み、めりはりの利いた動きで演技全体を彩った。浜田コーチが「(ジャッジの評価が)上がっている」と満足げに振り返るように、表現面を示す演技点は昨年のこの大会より10・64点も上がった。四大陸女王は着実に世界トップスケーターとしての地位を築きつつある。

 課題もある。3回転フリップで回転不足を取られ、フリーの自己ベストを6点近く下回る要因となった。それでも「まだまだこれから伸ばしていけるところがあるのが分かった」と今季初戦を前向きに捉えていた。

◇女子成績◇
(1)宮原知子(関大)206.75=フリー136.66(1)SP70.09(1)
(2)ベ  ル(米国)184.22=フリー123.58(2)SP60.64(2)
(3)チ ェ ン(米国)162.08=フリー110.58(3)SP51.50(6)

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2016年9月19日のニュース