木村 4日間連続表彰台ヘトヘト銅 なるか5日連続「力が残っていれば」

[ 2016年9月17日 05:30 ]

<リオパラリンピック>水泳男子100メートル自由形(視覚障害)決勝、銅メダルを獲得し笑顔で声援に応える木村

リオデジャネイロ・パラリンピック水泳男子100メートル自由形

 木村が過酷なレースで銅メダルを獲得した。前夜は金メダルを狙っていた100メートルバタフライで0秒19及ばず2位。「(精神的に)超引きずりました」。予選は1分2秒85の7位通過だった。数日前から緊張による不眠や喉の痛みなどで体調は万全ではない。さらにレース前には設備のトラブルで40分間待たされるアクシデントもあった。不安要素を抱えながらの決勝だったが、予選から3秒以上縮める59秒63で3位に食い込んだ。

 レース後はプールサイドでへたり込み、関係者の肩を借りて引き揚げた。「頑張りました。(59秒台は)出るとは思っていなかったので、ビックリしました」。50メートル自由形の銀、100メートル平泳ぎの銅、100メートルバタフライの銀に続いて4日連続で表彰台に立ち、16日は今大会最後のレースとなる200メートル個人メドレーに出場する。「力が残っていれば頑張ります」と声を絞り出した。

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2016年9月17日のニュース