松山VS遼 日本OPで同組対決も!人気回復の起爆剤となるか?

[ 2016年9月13日 08:05 ]

日本オープンに出場することになった松山(左)と石川

日本オープン

(10月13日 埼玉・狭山GC)
 松山と石川が国内メジャーにそろい踏みする。米ツアーを主戦場とする松山英樹(24=LEXUS)、石川遼(24=CASIO)、アダム・スコット(36=オーストラリア)が10月13日開幕の日本オープン(埼玉・狭山GC)に出場することが決まった。日本ゴルフ協会(JGA)が発表した。JGAは予選ラウンドで3人を同組にすることを検討しており注目を集めそうだ。

 既に出場が明らかになっていた松山に続いて、石川の日本オープン参戦が発表された。昨季賞金ランキング40位以内で出場資格を得ていたが、先週エントリーを済ませた。

 同じ週にカリフォルニア州で米ツアー開幕戦が開催されるが、第2戦以降はアジア開催が続く。移動の負担も軽いため日本オープンを選択した。4年ぶり7回目の出場で08、09年には2位に入った。練習ラウンドも済ませており準備万端でメジャー初制覇に挑む。

 松山は7位でローアマに輝いた12年以来4年ぶり5回目の出場でプロ転向後は初参戦。米ツアーBMW選手権の会場で「アマチュアの時(12年日本学生選手権)に勝ったコースでもあり出てみようと思った。期待に応えられるようなプレーがしたい」と決意を語った。

 13年マスターズ覇者スコットは3年連続出場。14年は38位、昨年は7位に終わっており「3度目の日本オープン。今年こそは優勝できるようにプレーする」と初優勝にかける意気込みを示した。

 人気選手3人がそろい集客の期待も大きい。JGAの戸張捷常務理事は「例年の30%は増える。展開次第で最終日は1万6000人くらい入るのでは」と話した。兵庫・六甲国際GCで開催された昨年の最終日の観衆は9325人だから1・5倍増を見込んでいる。

 予選ラウンドのペアリングで3人を同組にすることも検討している。観客がその組に集中するため警備などの問題があるが「男子ツアー人気回復の起爆剤に」(戸張常務理事)と前向きだ。実現すれば石川対松山の同組対決は8度目。過去の戦績は3勝3敗1分けと全くの五分。スコットを交えた三つ巴の戦いが注目を集めることは必至だ。

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2016年9月13日のニュース