日馬富士 20年ぶり特別儀式へ「お相撲さんになってよかった」

[ 2016年9月11日 05:30 ]

横綱・千代の富士と横綱・北の湖(右)の三段構え(1985年1月9日、両国国技館落成式)

大相撲秋場所

(11日初日、両国国技館)
 大相撲秋場所は11日に東京・両国国技館で初日を迎える。横綱昇進後、初の2場所連続優勝で9度目の賜杯を狙う日馬富士(32=伊勢ケ浜部屋)は「一生懸命やる。結果は後からついてくる」と強調。場所後に大役を担うためにも負けられない。

 日本相撲協会は10日、両国国技館で10月4日に開催される「大相撲beyond2020場所」の概要を発表。外国人や障がい者約3000人を招待し、東京五輪へ向け、相撲を通じて日本文化を国内外に発信する。目玉は96年3月に伊勢神宮で横綱の貴乃花と曙が行って以来、20年ぶりとなる2人一組の特別儀式「三段構え」の披露だ。両国国技館でも21年ぶり3度目となるレアな行事。過去は85年9月の落成式での北の湖、千代の富士ら一時代を築いた横綱が披露した。今回は横綱・白鵬の休場で、日馬富士と鶴竜が務めることになりそう。

 日馬富士はこの日、国技館で行われた土俵祭り後に「名誉なこと。お相撲さんになって本当によかった」と目を輝かせた。八角理事長(元横綱・北勝海)は優勝争いを「日馬富士が中心かな。序盤で一つ落としても追いつく精神力がある」と予想。日馬富士が連続Vをひっさげて「三段構え」を披露する。

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