松岡修造氏「壁を破れそうで破れない」錦織の奮闘に感謝も課題

[ 2016年9月10日 11:28 ]

錦織圭(AP)
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テニス全米オープン男子シングルス準決勝 錦織 6-4、5-7、4-6、2-6 バブリンカ

(9月9日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 錦織の熱戦をWOWOWの解説者として生観戦していたスポーツキャスターの松岡修造氏(48)は、勝者のバブリンカを「素晴らしい、タフになった」と称賛するとともに、逆転負けを喫した錦織の戦いを振り返り「とんでもなく悔しいですよ」と語気を強めた。

 バブリンカに的を絞らせず主導権を握って第1セットを先取。しかし、第2、3セットは何度も訪れたブレークチャンスをものにできず、結局連取された。「セカンド、サードセット、両方とも取れたのは間違いのない事実です」としながらも、それでも「踏ん張って結果を残したのはバブリンカの方。悔しいのは錦織圭ですから」と、自分以上に肩を落としているであろう愛弟子の心境を思いやった。

 「壁を破れそうで破れない。これをどう力に変えていくか」と、錦織の課題について口にした松岡氏。最後は「リオオリンピックでメダルを獲って、ここまで来た圭に関しては感謝しかない」と、ねぎらいの言葉を送っていた。

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