マリー敗北 チョウにイライラ ラケットではたき落とす

[ 2016年9月9日 05:30 ]

ポイントを落としガックリするマリー(AP)

全米オープン第10日男子シングルス準々決勝 錦織 1―6、6―4、4―6、6―1、7―5 A・マリー

(9月7日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 今年の4大大会で全て決勝に進んでいたA・マリーは、過去7勝1敗と得意にしていた錦織に足をすくわれた。「何度も勝つチャンスがあったが、今日はそれを生かせなかった」。第1サーブの確率が55%と上がらず、9度のブレークを許した。

 「屋根の下でサーブを打つのはちょっと感覚が違う」と屋根が閉じて狂った感覚を修正できなかった。スピーカーからの雑音でプレーやり直しとした主審の判断には「どうしてか分からない」と恨み節も。

 第5セット開始前には蝶をラケットではたき落とすなど、最後まで神経質なところをのぞかせた。6月の全仏後はここまで26勝1敗。ウィンブルドン、リオ五輪を制し、優勝の最右翼として臨んでいただけに落胆は大きかった。

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