坂井 大会新で3連覇「“バタフライは坂井”と言われるように」

[ 2016年9月3日 05:30 ]

男子200メートルバタフライで優勝した早大の坂井聖人

日本学生選手権第1日

(9月2日 辰巳国際水泳場)
 男子200メートルバタフライは同種目のリオデジャネイロ五輪銀メダリストの坂井聖人(早大3年)が、1分54秒06の大会新記録で3連覇を果たした。21歳の坂井はこの日、現役引退を表明した松田丈志の後継者として日本のバタフライを引っ張る覚悟を示した。

 目標の1分53秒台には届かなかったものの、銀メダリストとして初めて臨んだレースで貫禄の3連覇。坂井は「多少の重圧はあった。150メートルのラップは五輪よりも早く入りたかったが遅かった。そこは課題が残った」と冷静に振り返った。

 それでも五輪でフェルプス(米国)に0秒04差に肉薄した自覚は十分だ。瀬戸(JSS毛呂山)とともに「丈志さんから“これからはおまえら2人で引っ張っていけ”と言われた」と告白。瀬戸には国内大会で勝った経験がないが「今は最大のライバル。“バタフライは坂井”と言われるようにしたい」と次世代のエースになることを誓った。

続きを表示

2016年9月3日のニュース