リオ金・金藤理絵 W杯200平でもV 圧巻の2分16秒台

[ 2016年8月29日 05:30 ]

 短水路(25メートルプール)で争う競泳のW杯第1戦最終日は27日、フランスのシャルトルで行われ、女子200メートル平泳ぎでリオ五輪金メダリストの金藤理絵(Jaked)が、自身の持つ日本記録に0秒26差に迫る2分16秒99で優勝した。高橋美帆(ミキハウス)は2分20秒61で3位に入った。高橋は400メートル個人メドレーで2位となった。男子200メートル個人メドレーの藤森太将(ミキハウス)、男子1500メートル自由形の平井康翔(朝日ネット)はともに2位。男子50メートル自由形の塩浦慎理(イトマン東進)は3位。女子50メートル平泳ぎは鈴木聡美(ミキハウス)が6位、金藤は7位だった。

 金藤は最も得意とする種目の五輪後初レースでトップの実力を見せつけた。長水路と短水路の違いはあれど「ひと安心。このタイミングで優勝できてよかった」と安ど感をにじませた。隣のコースには五輪2位のエフィモワ(ロシア)がいた。「ちょっとは意識した」という再戦で終盤の追い上げをかわして逃げ切った。2分16秒台のタイムは日本記録(2分16秒73)を出した09年11月以来。今後は30、31日のベルリン、9月3、4日のモスクワとW杯を転戦する。「ベルリンで日本新、モスクワで世界新(2分14秒57)といけたら」と目標を掲げた。

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2016年8月29日のニュース