ロシアの提訴をCAS却下 パラ全面除外が確定

[ 2016年8月24日 05:30 ]

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は23日、ロシアの国ぐるみのドーピング問題で、9月のリオデジャネイロ・パラリンピックから同国選手団を全面除外した国際パラリンピック委員会(IPC)の処分取り消しを求めたロシア・パラリンピック委員会(RPC)の提訴を却下すると発表した。2012年ロンドン大会で中国に次ぐ2位の36個の金メダルを獲得した強豪国が、不参加となる。ロシアはリオ大会の18競技で267選手の出場枠を得ていた。IPCのクレーブン会長は「われわれの強い信念が明確に示された。ドーピングがパラリンピックに入り込む余地は一切ない」との声明を発表した。

 IPCとともにWADAから除外検討を勧告された国際オリンピック委員会(IOC)は「個人の権利」を重視し、条件付きでロシア選手団のリオ五輪参加を認めている。

続きを表示

2016年8月24日のニュース