北島　アキレス腱に不安抱え94位完走「こんなんですけど良かった」

ゴールした北島

リオデジャネイロ五輪陸上・男子マラソン

（8月21日 サンボドロモ発着）
　左アキレス腱に不安を抱えていた北島（安川電機）は、五輪の日本人ワーストとなる９４位に終わった。１５キロ地点からの１０キロで失速。３７人に抜き去られ、一時は１１０位まで順位を下げたが、終盤の追い上げで３桁順位は免れた。

　９６年アトランタ五輪９３位の実井謙二郎を下回る日本人最低順位となったが、痛みをこらえながらの完走。３戦２勝の勝負強さが売りだったが、無念の結果に終わり「こんなんですけど（完走して）良かった。うれしいっていうと変ですけど、やり遂げた気持ち」と悔し涙がにじんだ。