ロシア陸上3選手を失格に IOC、北京五輪のドーピング再検査で

[ 2016年8月20日 08:00 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は19日、2008年北京五輪のドーピング再検査の結果、陸上女子1600メートルリレーで銀メダルを獲得したアナスタシア・カパチンスカヤ選手らロシアの陸上3選手を失格処分にしたと発表した。

 カパチンスカヤ選手は筋肉増強剤のスタノゾロールなどに陽性反応を示した。リレーはチームとしてメダルを剥奪され、返還を要請された。5位だった400メートルも失格となり成績が抹消された。

 男子は十種競技で4位だったアレクサンドル・ポゴレロフ、砲丸投げで10位だったイワン・ユシュコフ両選手が成績を抹消された。ロシアは組織的なドーピング問題でチームとしてリオデジャネイロ五輪出場を禁じられており、3選手はエントリーしていない。

 IOCは最新の分析技術を用いて北京、ロンドン両五輪の1200件以上の検体を再検査し、違反者の処分を順次発表している。(共同)

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2016年8月20日のニュース