矢沢 異例の走り直し活かせず予選落ち「まさか…」

[ 2016年8月17日 05:30 ]

再レースを終え、引き揚げる矢沢航

リオデジャネイロ五輪陸上・男子110m障害予選

(8月15日)
 2度目のチャンスを生かせなかった。男子110メートル障害の矢沢は、予選1組で13秒89の6着。自己ベストの13秒47には遠く及ばず、予選落ちした…はずだった。しかし、1組目は激しい雨中のレース。他の組とあまりに条件が異なるとして、他国のコーチが審判に掛け合い、救済措置としての再レースが決まった。

 この日最後のレースだった女子400メートル決勝終了後に2度目のレース。雨はやんでいたが、タイムは伸ばせず13秒88に終わり「中盤以降は脚が残っていなかった」と肩を落とした。太腿裏の故障を繰り返し昨年5月には入院も経験。苦労の末につかんだ五輪切符だったが「まさか五輪で再レースが行われるとは。一度白黒がついているので、よしいくぞ、という気持ちにはならなかった」と複雑な表情だった。

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2016年8月17日のニュース