奥原 わずか33分料理「完璧な試合できた」視線はすでに決勝

[ 2016年8月17日 05:30 ]

わずか33分の完勝に思わずVサインの奥原(AP)

リオデジャネイロ五輪バドミントン女子シングルス1回戦

(8月15日 リオ中央体育館パビリオン4)
 奥原は圧勝した。韓国No・2を相手に第1ゲーム開始からいきなり6点を先取すると、その後も全く寄せ付けず。わずか33分で片付けた。試合後は「完璧な試合ができた」と自賛し「このパフォーマンスが決勝でできたら良かったのに」と早くも頂上決戦を見据える余裕すら見せた。

 これまでの対戦や分析から相手の得意なショットを把握。ぺ・ヨンジュのスマッシュのフォームからネット際に鋭く落ちてくる得意ショットを封じた。「そこで得点を取られないように。しっかりつないでラリーができたら自分に主導権が必ず来るので。そこを握れた」。1次リーグでは「負けられない」とプレッシャーを感じて動きが硬かったが「決勝トーナメントは誰が勝ってもおかしくない」と開き直り、落ち着いた試合運びを披露した。

 14日の1次リーグ第2戦では「(体の)軸がぶれていた」と言うが、1日で修正した。コンディションは日本人として39年ぶりに制した3月の全英オープン以上という奥原。山口との一戦に向けて、「それぞれがベストパフォーマンスで、ガチンコでぶつかり合えたら」。真っ向勝負で迎え撃つ。

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2016年8月17日のニュース