体操男子日本が3大会ぶり王座奪回!内村悲願の団体金メダル

[ 2016年8月9日 06:42 ]

体操男子団体決勝 内村の平行棒の演技(AP)

リオデジャネイロ五輪体操・男子団体総合決勝

(8月8日 リオ五輪アリーナ)
 日本が2004年アテネ五輪以来、3大会ぶりに王座を奪回した。前半で首位を走ったロシアを鉄棒で逆転した日本は最終種目の床運動でも高得点をマークし、計274・094点で優勝した。エース内村航平は悲願だった団体総合の金メダルを獲得。ロシアが銀メダル、中国が銅メダルだった。

 日本はスタートのあん馬で、内村、加藤凌平の2人が高得点をマークしたものの、山室光史に落下のミスが出て合計43・933点。各国の実施種目は違うものの、全体の6位発進となった。得点が出にくい床運動でスタートした最大のライバル、中国は7位。日本と同じローテーションのロシアが首位に立った。

 2つ目のつり輪は田中佑典、内村、山室が着地をピタリと決め、合計44・599点。5位に順位を上げた。

 3つ目の跳馬でロシアが3人とも15点台をそろえたが、直後に演技した加藤、内村、白井健三も15点台をマーク。ロシアを上回る合計46・199点で、首位ロシアと2・033点差の2位に浮上して前半を終えた。つり輪でミスが出た中国は6位。

 日本は平行棒でも田中、加藤、内村がミスなくまとめて全員が15点台をマーク。ロシアとの差を1・300点に縮めた。5位・中国との差は3・203点に広がった。

 得意の2種目で逆転を狙う日本は、5つ目の鉄棒で加藤、内村、田中が15点台でまとめ、ついにロシアを逆転して首位に立った。ロシアとの差は0・107点、得意の平行棒で猛追した3位・中国とは0・739点差で、最終種目の床運動を迎え、白井、加藤、そして内村がそろって高得点をマークして突き放した。

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