三宅宏実 腰痛に耐え銅!ロンドンに続き2大会連続メダル

[ 2016年8月7日 09:05 ]

女子48キロ級 スナッチの3回目で81キロに成功した三宅宏実

リオデジャネイロ五輪重量挙げ

(8月6日)
 リオデジャネイロ五輪の重量挙げ女子48キロ級で、三宅宏実(30=いちご)がスナッチ81キロ、ジャーク107キロ、合計188キロを上げ3位。前ロンドン大会の銀メダルに続く2大会連続のメダルを獲得した。

 スナッチでは初回、2回目を失敗。あとのない3回目で81キロを成功させたものの8位と出遅れた。それでも、得意のジャークで挽回。最初の試技で105キロを成功させると、3回目に107キロと記録を伸ばして会心の笑みを見せた。

 アテネ、北京、ロンドンと3大会連続で五輪に出場し、9位、6位、2位とステップアップしてきた三宅。30歳で迎えたリオ五輪では2大会連続のメダルが期待されたが、今年3月に左膝の外側と腰を痛めて満足な練習ができず、5月の全日本選手権でも4位と低迷した。

 リオ到着後にも腰痛が悪化し、今月2日には「日に日に痛くなっている。厳しい状況です」とベストコンディションには程遠い状態であることを告白。それでも人生初となる痛み止めの注射を打って本番に臨み、一発勝負で見事結果を残した。

 ▼三宅宏実の話 前回とは年齢が違うので(メダルの)重みが全然違う。色は銅でも一番うれしい。この日のために4年間積み重ねてきた。(メダルを懸けたジャークの)最後は失敗したら日本に帰れないと思って集中して挙げた。

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