近藤 逆転準決勝!技あり許すも終了間際に抑え込み

[ 2016年8月7日 05:30 ]

女子48キロ級準々決勝 カザフスタン選手(下)を破った近藤亜美

リオデジャネイロ五輪第2日女子48キロ級準々決勝

(8月6日 カリオカアリーナ)
 今回の柔道代表では男女を通じて最年少の21歳、女子48キロ級の近藤が躍動した。

 「私は性格的に最初が向いている。さっさとやっちゃいたい」。初戦となる2回戦では試合終了間際の横四方固めで一本勝ち。準々決勝では今年のグランドスラムパリ大会で苦杯を喫したガルバドラフ(カザフスタン)に技ありを先行されながら、終了間際に抑え込んで逆転の一本勝ち。トップバッターの重圧を吹き飛ばし準決勝進出を果たした。

 五輪2連覇の谷本歩実らを生んだ愛知県の大石道場の出身。一昨年の世界選手権は初出場ながら19歳で優勝し、一躍脚光を浴びた。だが精神的にむらがあり、国際大会では初戦敗退することも少なくなかった。「近藤は三振かホームランのどちらか」と予測する関係者がいただけに、不安を拭い去った。

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