ロシアのバレー五輪出場前向き、トライアスロンも容認方針

[ 2016年7月26日 19:13 ]

 国ぐるみのドーピングがあったロシアのリオデジャネイロ五輪参加問題で、国際バレーボール連盟(FIVB)は25日、男女のチーム出場へ前向きに対応することを明らかにした。国際トライアスロン連合(ITU)も海外の検査実績を踏まえ、ロシア6選手の出場を認める方針を示した。

 バレーボールのロシア男子は前回のロンドン五輪で金メダルを獲得し、女子もメダルの実績がある強豪国。FIVBは「ロシア選手も他国と同じレベルで国外での検査を受けている」と説明した。ボクシングは「過去の検査を調査している段階」とし、卓球やセーリングは「近く判断する」と説明した。

 各国際競技連盟(IF)は8月5日のリオ五輪開幕に向けて手続きに着手。これまでにテニスとアーチェリーで参加が認められ、馬術も容認している。26日も参加資格についての精査が続いた。

 一方で、国際水泳連盟(FINA)からリオ五輪に出場できないと発表された7選手の1人で、競泳女子のユリア・エフィモワ選手や、国際ボート連盟(FISA)から出場資格がないと発表された3選手のうち2人が、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴を検討しているとAP通信などが報じた。

 国際オリンピック委員会(IOC)は24日、ロシアをリオ五輪から全面的に締め出す処分を見送り、ドーピング違反歴がないことなどを条件に、選手の出場資格があるかの判断を各IFに委ねた。(共同)

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2016年7月26日のニュース