体操合宿会場でぼや騒ぎ“本番器具”水浸しも…内村平然通し練習

[ 2016年7月26日 05:30 ]

消火作業の影響で水が染み込んだ跳馬の助走路を動かす内村(左)ら

 体操男子日本代表が24日(日本時間25日)、サンパウロ市内で行っている直前合宿を公開し、内村航平(27=コナミスポーツ)が離日後初めて全6種目を実施する通し練習を行った。前日まで日中の気温が15度で、日本との寒暖差は15度以上。さすがの内村も体調が万全ではなかった様子だが、この日は陽気にも恵まれて「本当は明日やろうと思っていたが、今日は暖かかったし体調も良かったので」と話した。

 サンパウロで合宿を実施する目的の一つに本番と同じ器具がそろっていることが挙げられる。しかし前日に合宿会場でぼや騒ぎがありスプリンクラーが作動して床がびしょ濡れに。五輪と同じジムノバ社製からシュピース社製に入れ替えられるトラブルが発生したが、通し練習後にも床運動の技を確認するなど気にするそぶりはなかった。

 ブラジルでも内村の存在は特別で、練習後には現地の子供たちからサイン攻めに遭った。「子供たちにも夢を与えていかないと。通しの練習を子供たちに見せることができたので良かった」と未来の五輪選手たちにエネルギーをもらった様子だった。

続きを表示

2016年7月26日のニュース