日本5位終戦も…敏京リオへ充実感「楽しかった」

[ 2016年7月26日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー インターナショナル・クラウン最終日

(7月24日 米イリノイ州ガーニー メリット・クラブ=6668ヤード、パー72)
 サスペンデッドとなった予選の残りと3カ国によるプレーオフが行われた後に、1次リーグ上位5カ国によるシングルス戦が開催された。プレーオフに勝ち5位で決勝進出を決めた日本は、野村敏京(23=フリー)が3&2、渡辺彩香(22=大東建託)が1アップで勝利したが、宮里美香(26=NTTぷらら)と鈴木愛(22=salesforce)は勝ち星を挙げられず、2勝2敗で通算勝ち点を8点とし、最終順位も変わらず5位に終わった。

 3アップで迎えた16番パー5。バーディーを奪って勝利を確定させた野村は、グリーン脇で待ち構えていた仲間から祝福のハグを受けた。「フォアボールもシングルスも楽しかった」とその表情は充実感に満ちていた。

 普段から仲が良いという韓国のエイミー・ヤンとの一戦。9、10番の連続バーディーで一気に2アップとすると、13番のボギーで1アップとなっても焦らず、14番で2メートル、15番で3メートルを沈めて連続バーディーとし、勝負を決定づけた。

 日本代表として団体戦に出場するのは今大会が初めてだったが、8月のリオデジャネイロ五輪に向けていい予行演習となった。リオ五輪ではシングルスのストロークプレーで争うが「個人戦なので少し気が楽。毎週、日本代表のつもりで試合に臨んでいる」。日本のエースが本領を発揮する夏が近づいている。

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2016年7月26日のニュース