山県、五輪前ラスト実戦10秒09でV タイム安定も加速に不満…

[ 2016年7月24日 05:30 ]

追い風参考ながら10秒09の好タイムで優勝した山県

 リオデジャネイロ五輪陸上代表の山県亮太(セイコーホールディングス)が、実業団・学生対抗(Shonan BMWスタジアム平塚)の男子100メートルに出場し、追い風2・6メートルの参考記録、10秒09で優勝した。決勝1レースのみのこの日は「五輪は予選からタイムを出さないと通過できない。スタートから技術的に出すこと」をテーマに置いたが、中盤以降にうまく加速できず、追い風の割にはタイムが伸びなかった。「もうちょっとタイムが出ればいいなと思った。上半身と下半身がバラバラだった」と不満げだった。

 それでも本番への調整段階で、トレーニングを兼ねた五輪前最後の実戦に「10秒0台が安定して出るのは実感している」と手応えも。今後は山梨県内での陸上短距離代表の合宿に参加予定で、「スピード練習に入るので上下半身のタイミングを合わせたい」と話した。

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2016年7月24日のニュース