木戸17番ボギーで1打届かず 2位で悔し涙「緊張感で…」

[ 2016年7月18日 05:30 ]

テレビのインタビューで涙を流す木戸

女子ゴルフツアー サマンサタバサ・レディース最終日

(7月17日 茨城県阿見町 イーグルポイントゴルフクラブ=6582ヤード、パー72)
 3位スタートの木戸愛(26=ゼンリン)が6バーディーを奪い通算10アンダーまで伸ばしたものの17番で痛恨のボギーを叩き、4年ぶりの2勝目に1打及ばず2位に終わった。優勝は66をマークし通算10アンダー、206とした全美貞(33=韓国)。13年ヨコハマタイヤ以来のツアー23勝目を挙げた。2日目首位の原江里菜(28=NEC)は3位に終わった。

 4年間願い続けた2勝目が、目の前から逃げていった。10アンダーで迎えた17番パー4。木戸は第2打をグリーン左ラフに外すと、3メートルのパーパットも入らず痛恨のボギー。最終18番のバーディーパットもカップ右端をかすめた。「17番の2打が…。後半は緊張感で(ショットを)コントロールできなかった」と何度も言葉を詰まらせながら悔しさをあらわにした。

 4年前の今大会でプロ初優勝を飾った。父はプロレスラーの修氏。1メートル72というモデル並みのスタイルで注目を集めたがその後はなかなか上位の壁を破れなかった。この間に米国留学や、男子プロの芹沢信雄に指導を仰ぎ、さらに座禅・滝修行にも挑戦した。

 最後の最後で1打差に泣いたが、昨年10月のスタンレー・レディース以来の優勝争いに手応えも得た。「この悔しさを忘れず、自分に足りないものを見つけてまた頑張っていく」と気丈に話した。

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2016年7月18日のニュース