また宝富士に…白鵬、連勝33でストップ「これが相撲」

[ 2016年7月15日 05:30 ]

宝富士に小手投げで敗れ、連勝が33でストップした白鵬(右)

大相撲名古屋場所5日目

(7月14日 愛知県体育館)
 骨のある力士を相手に白鵬が最近多用してきた“左張り手、右カチ上げ”という立ち合いの必殺技が失敗に終わった。横綱の右腕は宝富士の胸に直撃。諦めていったん離れて右差しで寄るも、左から小手に振られてあっさり落ちた。春場所初日の前回黒星も宝富士。くしくも同じ相手に敗れて連勝が33で止まり、左肩にべっとり土がついた。

 通常負けても泰然自若でいるが、取組後の支度部屋では「何にもない。これが相撲」と珍しく悔しげ。連勝が止まった心境を問われると「もう…ね」と言葉にならなかったことが、双葉山の伝説の記録“69連勝”に再び挑もうとしていた証だろうか。6年前は63連勝、3年前は43連勝、そして今年は33連勝。鬼門の「3」をまたも通過できず序盤を4勝1敗で終えたが、帰り際には「がっかりはしてません」と前を向いた。あと9勝に迫る通算1000勝と38度目Vへ、残り10日間に全力を注ぐ。

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2016年7月15日のニュース