十両・宇良が5連勝 土俵際で逆転も淡々「普段稽古でしていること」

[ 2016年7月14日 16:18 ]

大相撲名古屋場所

(7月14日 愛知県体育館)
 十両の宇良が、動きのよさを見せて阿武咲の突進を封じて初日から5連勝。

 立ち合いは真っ直ぐ当たっていった。しかし、パワーで劣る宇良は押され気味で、体が離れると突き押しに変更し、低い姿勢で下から腕を繰り出した。すると阿武咲は左のど輪で反撃し宇良の体を起こしにいく。これで体がのけ反り苦しい態勢となったが、足はしっかり動いていた。ひらりと右に回り込んで阿武咲の視界から消えると、速効で右からの突き落とし。背中からのダメ押しを自制し、勝ち名乗りを受けた。「普段稽古でしていること」と、淡々と振り返った。

 負けなしで乗りきった序盤戦には「長い戦い。いかに気持ちを切らさずやるか」と、気を引き締めていた。

 突き落としは今場所3度目。宇良が1場所で同じ決まり手を3度見せたのは初めて。

 十両の勝ちっ放しは宇良、天風、青狼の3人。石浦、千代丸、大輝が1敗で追っている。新十両の志摩ノ海は出羽疾風を突き落として3勝目を挙げた。

 幕下では小柳が坂元に勝って、初土俵からの連勝(優勝決定戦を除く)を17に伸ばした。

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2016年7月14日のニュース