三段跳びの山下 親子2代で五輪へ 沢野、川元らも追加代表

[ 2016年7月14日 05:30 ]

山下航平

  日本陸連は13日、リオデジャネイロ五輪の追加代表として男子三段跳びの山下航平(21=筑波大)、棒高跳びの沢野大地(35=富士通)、800メートルの川元奨(23=スズキ浜松AC)の3人を発表した。

 山下の父・訓史氏は三段跳びの日本記録(17メートル15)保持者で、88年ソウル、92年バルセロナ五輪に出場した。陸上ではハンマー投げの室伏重信、子供の広治、由佳以来となる親子2代の代表に。山下は6月の日本選手権で、砂場から出る際に記録地点より前方に出なければならないところを、後方へ出る痛恨のミスを犯して記録なし。「切り替えて考えていきたい」と20年東京五輪を見据えていたが、10日の南部記念で優勝してアピールしていた。

 ◆山下 航平(やました・こうへい)男子三段跳びで福島・橘高時代の12年岐阜国体優勝。16年関東学生対校選手権で16メートル85で優勝。筑波大。1メートル79、69キロ。21歳。福島県出身。父訓史氏は三段跳び日本記録保持者。

 ◆川元 奨(かわもと・しょう)日大4年だった14年に男子800メートルで1分45秒75の日本新記録。16年日本選手権で4連覇。長野・北佐久農(現佐久平総合技術)高出。スズキ浜松AC。1メートル73、67キロ。23歳。長野県出身。

 ◆沢野 大地(さわの・だいち)男子棒高跳びで04年アテネ、08年北京両五輪に出場。05年に5メートル83の日本新記録を樹立し、世界選手権8位。日本選手権は11度制覇。千葉・成田高、日大出。富士通。1メートル82、74キロ。35歳。大阪府出身。

続きを表示

2016年7月14日のニュース