桐生が欧州遠征出発 史上初9秒台40歳と対戦へ

[ 2016年7月13日 05:30 ]

桐生祥秀

 レジェンド撃破で夢舞台へ弾みをつける。リオデジャネイロ五輪の陸上男子100メートル代表・桐生祥秀(20=東洋大)が12日、羽田空港から欧州遠征に出発した。「海外でのレースの感覚を取り戻したい。楽しんで、その中で1番目にゴールしたい」。

 15日はスウェーデン、18日はハンガリーの国際大会で100メートルを走る。スウェーデンの大会には、今年5月に史上初めて40歳での9秒台となる9秒93をマークしたキム・コリンズ(セントクリストファー・ネビス)がエントリー。桐生は6月の日本選手権の決勝で右脚にけいれんを起こし、10秒31で3位だったが、その後のトレーニングは順調に消化してきた。リオ五輪で9秒台&決勝進出を狙う20歳にとって、最速40歳とのレースは絶好の前哨戦になる。

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2016年7月13日のニュース