松山、制裁解除も日本ツアー登録せず 五輪は「まだ迷ってる」

[ 2016年6月29日 05:30 ]

松山英樹

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)に科された制裁の解除が決まった松山英樹(24=LEXUS)が27日、現状では日本ツアーにメンバー登録しない意向を明かした。

 松山は13年日本ツアーで賞金王になり5年間のシードを得たが、14年に新設された複数年シード選手に課される出場義務試合5試合を満たせず複数年シードが失効。制裁金80万円を支払った。JGTOは27日の理事会でこの制裁の解除を決定した。松山は義務を果たせないとして15年以降はメンバー登録していないが、制裁解除を受け再登録するとみられていた。

 30日開幕の世界選手権シリーズ・ブリヂストン招待(米オハイオ州)に向け練習ラウンドを行った松山は「(制裁解除は)うれしいけど米国には(石川)遼や(岩田)寛さんもいる。規定が変わらないと僕は(日本ツアーに)帰らない。特例で僕だけ(解除)というのは逆に変な話」と話した。そして「レベルの高いツアーでやりたい選手がいる。5試合のルールで縛るのはどうか。他の人が海外に行きやすいように規定が変わった時に戻るべき」と規定撤廃をメンバー登録の条件とした。

 またリオデジャネイロ五輪出場については「まだ迷っている。(制裁解除と五輪は)関係ない。自分の健康状態が一番大事。ジカ熱以外にも(過密日程の)リスクを背負ってケガをするかもしれない」と話した。

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2016年6月29日のニュース