キャブスVパレード、100万人超が祝福!レブロンは残留示唆

[ 2016年6月23日 15:04 ]

パレードでファンの声援に応えるレブロン・ジェームズ(AP)

 NBAファイナルで悲願の初優勝を飾ったキャバリアーズの優勝記念パレードが22日にオハイオ州クリーブランドで行われ、チーム側の発表で100万人以上が沿道を埋め尽くした。

 パレードは2マイル(約3・2キロ)のコースで行われ、MVPとなったレブロン・ジェームズ(31)はサバンナ夫人と3人の子どもたちとともにロールスロイスに乗って登場。目の前では騎馬警官が先導していたが、何度もファンがなだれこんで車の周囲に“人垣”ができるほどの熱狂ぶりだった。

 クリーブランドのプロチームが王座を獲得したのは1964年12月に当時のNFL選手権を制したブラウンズ以来。パレードのあとの記念式典では、ブラウンズの元エースRBで殿堂入りも果たしているジム・ブラウン氏(80)がステージ上でジェームズに優勝トロフィーを手渡し、集まった大勢のファンから嵐のような拍手と歓声がわき起こっていた。

 ジェームズはこのあと20分近くにわたってマイク・パフォーマンスを行い「この街なくして自分は存在しない」とあいさつ。来季は自身が保持するオプション契約を破棄してFAとなることが濃厚だが「さあ、みんな来年の準備はできているか?」とファンに語りながら、再契約によるチーム残留を示唆した。

 NFLのブラウンズが優勝した時には冬だったこともあってパレードは行っておらず、クリーブランド市内で沿道にこれほどの人が繰り出したのは、インディアンズがワールドシリーを制した1948年以来、実に68年ぶり。道路が大渋滞となったために民間航空機のパイロットが空港になかなかたどりつけず、この日は遅延となる便が続出する1日となった。

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