シャラポワ 資格停止処分提訴 7・18までに裁定

[ 2016年6月16日 05:30 ]

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は14日、女子テニスで元世界ランキング1位のマリア・シャラポワ(29=ロシア)が、国際テニス連盟(ITF)からドーピング違反で科された2年間の資格停止処分を不服として提訴したと発表した。裁定は8月のリオデジャネイロ五輪前の7月18日までに出る見通し。世界反ドーピング機関(WADA)はこの処分に異議を唱えず裁定が下るまでコメントを控える方針を示した。WADAは競技団体が決める処分を監視する役割を担っている。

 4大大会通算5勝のシャラポワは1月の全豪オープンで禁止薬物のメルドニウムに陽性反応を示して処分を受けた。だが今年からWADAの禁止薬物に指定された事実を知らなかったと主張し、処分取り消しか期間の短縮を求めた。同選手は「違反は故意でなく、2年間の不当に厳しい処分は受け入れられない」との声明を出していた。

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