バレー日本男子 初戦ベネズエラ戦のカギはサーブ 五輪最終予選

[ 2016年5月28日 16:09 ]

練習で強烈なスパイクを放つ石川(中央)

 リオデジャネイロ五輪の出場権を懸けたバレーボール男子の世界最終予選兼アジア予選は28日、東京体育館で開幕した。4大会連続の五輪切符を獲得した女子に続いて、2大会ぶりの五輪切符獲得を目指す世界ランキング14位の日本は午後7時から同20位のベネズエラと対戦する。

 日本は27日に発表された登録メンバー14人の中で、8年前の北京五輪を経験しているのは2人、4年前の五輪予選を経験しているのも5人だけ。今回はフレッシュな顔ぶれで挑む。その中でも期待が大きいのは、昨年のW杯から主力としている活躍している石川祐希(20=中大3年)と柳田将洋(23=サントリー)の両ウイングスパイカーだ。

 初戦の相手ベネズエラには昨年のW杯でストレート勝ちしている。だが、03年以降の対戦成績で見れば2勝6敗と苦戦。南部監督は「ベネズエラは攻撃力が高い。センター陣が機能すると、(日本は)厳しい。石川、柳田の強いサーブで、(相手の守備を崩し)いい展開を作りたい」と語った。若きアタッカー陣のサーブの出来が初戦の重要なカギとなる。

 ▽男子バレーボールのリオデジャネイロ五輪への道 予選は8チームの総当たりで争う。日本は(1)アジア4チーム中トップ(2)その他7チームにうち上位3チーム、に入れば出場権を獲得できる。五輪出場国は12カ国で、既にブラジル、ロシア、イタリア、米国、アルゼンチン、キューバ、エジプトが出場を決めている。また、世界最終予選メキシコ大会(6月4~6日)でもう1チームが決まる。

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2016年5月28日のニュース